建物の建設・運用に関するCO2排出量は、間接排出分も含めると日本全体の約4割に及ぶともいわれています。また人間は屋内で過ごす時間が長いことから、その屋内環境は当然、滞在者の健康や生産性にも影響します。このように不動産は環境、社会、経済の三側面に大きな影響を及ぼしていることから、SDGs達成に向けた統合的取り組みはこれら三側面の持続可能性(サステナビリティ)向上に大きな効果をもたらすものと考えられます。

当グループでは、エネルギー効率性、資源効率性の高い都市や建築物、生産効率改善に貢献する建築物といった環境配慮不動産の普及拡大を目指します。高い環境性能などがもたらす収益の向上やリスクの低減によって不動産の価値向上に資する取り組みを推進していきます。

実現に向けた課題

  • 不動産の環境性能の「見える化」
  • 環境不動産の付加価値の「見える化」
  • 不動産マーケットにおける環境不動産の付加価値の認知度向上
  • 付加価値創出に向けた企業の取り組み拡大

課題解決のための取り組み

  • CASBEE-不動産、CASBEE-街区等、環境性能認証の取得を支援する。
  • 建築コンサルティングや補助金採択支援を通じて環境配慮建築の実現を支援する。
  • 各種委員会や講演会を通じて環境不動産に関する普及啓発活動を行う。
  • グリーン金融、環境不動産ファンド等、環境不動産普及につながるビジネスを創出する。

課題解決に向けて設定した目標、KPI

(これまでの累計200件)

環境性能認証の取得支援

年間20件以上

環境配慮建築の実現支援

年間2件以上

環境不動産の普及啓発活動(投稿・講演等)

年間10件以上

環境不動産の取り組みにおいて目標とするSDGsゴール

環境(エネルギー、水、資源、生物多様性等)
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
15 陸の豊かさも守ろう
社会(屋内環境、健康・快適、安全・安心等)
3 すべての人に健康と福祉を
11 住み続けられるまちづくりを
17 パートナーシップで目標を達成しよう
経済(不動産価値、企業価値等)
8 働きがいも 経済成長も
9 産業と技術革新の基盤を作ろう
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