当グループは、人生100年時代の社会課題解決に資する多様なソリューションを提供し、「お客さまと社会のFINANCIAL WELL-BEING」実現に貢献してまいります。

超高齢社会における金融包摂を実現するための課題

資産形成

低金利、少子高齢化の進展、インフレといった環境下、将来にそなえた資産形成の重要性はますます高まっています。また、政府が「資産運用立国」を掲げ、資産運用の機運も高まる中、当グループでは、多様なソリューションとアドバイザリーを通じて、お客さまの中長期的な資産形成をサポートしています。

資産管理

高齢化の進展に伴い、将来の資産管理に対する不安を抱えるシニア層のお客さまや、そのご家族の安心・安全な暮らしをサポートするため、認知症等への備えとして有効な機能をワンパッケージにした信託商品の開発など、資産管理サービスの充実、向上に努めています。

資産承継

高齢化や税制の変更などに伴い、次世代への相続・承継に関する悩みや不安が社会課題として顕在化しています。専門知識を持った担当者が、お客さまの円滑な資産承継をサポートしていきます。

私たちの取り組み

金融リテラシー教育

昨今のインフレ進行や年金受給開始年齢の引き上げ等を背景に、老後資金準備に対する社会的要請が高まっており、早い段階からの自助努力による資産形成が注目を浴びています。

当グループでは、お客さま一人ひとりがご自身のライフプランにあわせて商品・サービスを選択し、自ら資産形成を行っていただくための、金融リテラシー向上に向けた取り組みを行っています。

確定拠出年金(DC)・職域等の窓口を活用した資産運用セミナーや、店舗周辺の教育機関と連携した金融教育関連のコンテンツ提供等を継続し、お客さまそれぞれのFINANCIAL WELL-BEINGの実現をサポートします。

三井住友トラスト・資産のミライ研究所では一人ひとりが将来を安心してあかるく過ごすための資産形成・資産活用のあり方をさまざまなセミナー・動画コンテンツでお届けしています。

住信SBIネット銀行との協業

三井住友信託銀行は住信SBIネット銀行の持つ先進的なIT技術を活用した「三井住友信託NEOBANK」を2023年9月にリリースしました。

既にサービス提供している資産管理アプリ「スマートライフデザイナー」と併せてご活用いただくことで、お客さまには日々の入出金等の「普段使い」から、「資産運用・管理・承継」に至るまで、ライフステージに応じた付加価値の高いサービスをご利用いただけるようになりました。本件サービスを通じ、お取引のあるお客さまに加え、これまでは接点を持つことができなかった新たなお客さまも含め、幅広いお客さまのFINANCIAL WELL-BEINGの実現に向けて取り組んでいきます。

高齢者向けの取り組み(金融包摂)

超高齢社会に対応する信託商品の開発、民事信託の受託者支援サービスの促進だけでなく、地域との連携に根差した成年後見制度等の促進のため、成年後見・信託に関する学術的なシンポジウムを産官学で開催するなど、日本の高齢者問題の解決、金融包摂の実現に向け積極的に取り組んでいます。

具体的には、市民向け信託公開講座や社会福祉協議会等向けの勉強会への講師派遣、民事信託に携わる士業向けのセミナーを実施しています。

また、助成する中央大学研究開発機構(高齢社会における信託活用のグランドデザインに関する研究ユニット)を通じて、NHK「TVシンポジウム」や国際シンポジウム「アジアにおける成年後見と信託の展開」等の開催に協賛・登壇し、高齢者の財産管理のリテラシー向上に努めています。

ジェロントロジー(老年学)についてのリテラシー向上

老年学は英語ではジェロントロジーと呼ばれ、加齢に伴って生じるさまざまな課題を扱い、生涯をより良く生きるための方法を追究していくことを目的とした学際的な視点が特徴の学問です。三井住友信託銀行では、お客さまとともに老年学を学び、高齢者が自分の人生を最後まで自分で決め、老いてこそますます社会にとって必要な存在としてあり続けるプロダクティブ・エイジングの実現を目指します。なお、三井住友信託銀行では、2014年より全営業店部長への「老年学(ジェロントロジー)検定」資格取得を義務付けており、高齢のお客さまに向けたサービスやコンサルティングに生かしています。また、一般社団法人日本意思決定支援推進機構と一般社団法人金融事情研究会共催の「銀行ジェロントロジスト」認定試験への作問をはじめとしたサポートも行っています。

2024年3月末

ご高齢のお客さまへ適切なコンサルティングの提供
銀行ジェロントロジスト認定者
3,991名
相続・遺言・遺産整理等のお手伝い
財務コンサルタント・トラストコンサルタント数
293名

三井住友信託銀行のコース社員のうち、上記資格試験の合格者数

豊かなシニアライフの応援

当グループでは、シニア世代の住まいや認知症問題を考えるうえでの情報を紹介する「シニア世代応援レポート」を作成しています。

ページ最上部へ戻る