サプライチェーンでの取り組みの強化と金融エコシステム
三井住友トラスト・グループでは、環境・社会に配慮した物品・サービスを優先的に購入することを定めたCSR調達方針を制定し、グループ会社も含めたCSR調達を推進しています。サプライヤーにも協力を求めながら、CSR調達の対象とする品目の拡大を推進しています。三井住友信託銀行では、社内で使用する文房具、備品などの購入にあたっては、グリーン購入対象商品をはじめ、省エネ型商品等環境に配慮した商品を優先して購入することとしています。また、資源枯渇対策、熱帯雨林の違法伐採の防止、海洋等の汚染防止の観点からの取り組みを推進していきます。
CSR調達を社会で大きく発展させるためには、単に製品やサービスを購入するだけではなく、環境、社会に配慮した製品、サービスを提供するサプライヤーに対する金融のサポートを充実させる必要があります。当グループにて使用する電力を再生可能エネルギーに切り替えるため、発電事業者、電力小売事業者に対するファイナンスと共同事業を推進していきます。また、サプライチェーン全体を金融機関が共同して支援する「金融エコシステム」の構築を目指しています。地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫その他金融機関との連携を目指した意見交換を進めています。