主な事業内容
個人事業
事業概要
個人事業では、個人のお客さまのライフステージごとに異なる幅広いニーズに対し、質の高い総合的なコンサルティングを通じ、資産形成・運用、資産管理、相続・資産承継など信託銀行グループならではの多様なサービスをご提供しています。
目指すべきビジネスモデル
人生100年時代を迎え、お客さまの「長く充実した人生を過ごすこと」への関心がますます高まるとともに、将来に向けた資産形成・運用や高齢期における資産管理、相続・資産承継に関する悩み・不安が、各世代における社会課題として顕在化してきています。
個人事業では、信託銀行グループならではの高度な専門性と多彩な商品・サービスを駆使しながら、個人のお客さまの世代やライフイベントなどに応じて変化する資産・負債の特性を踏まえたトータル・コンサルティングを通じてお一人お一人に寄り添った最適なソリューションをご提供することで、お客さまの「ベストパートナー」となり、長期間にわたる信頼と安心を培っていくことを目指しています。
法人事業
事業概要
法人事業は、各種ファイナンス業務、株主名簿管理業務、コーポレートガバナンスやIR/SRを含む企業コンサルティング業務、M&Aアドバイザリー業務などの事業内で所管する業務にとどまらず、法人のお客さまとのお取引全般に関わる総合窓口としての役割を担っています。
他事業や海外拠点・グループ会社まで含めた、多彩で専門性の高い機能と有機的に連携し、お客さまの発展や企業価値向上と社会課題の解決に貢献しています。
目指すべきビジネスモデル
革新的なIT技術・産業素材・工業技術の登場とライフサイクルの短期化、デジタル化の急速な進展、ステークホルダーとの対話の重要性拡大、脱炭素化・SDGs実現に向けた対応の加速など、企業を取り巻く環境は従来以上のスピードで変化するとともに、ますます複雑さを増しています。
創業来培ってきた「信託銀行ならではの多彩さ・専門性を強化」し、これらを複雑・高度に融合させ、お客さまと社会の顕在化した課題はもとより、潜在的な課題の解決にも貢献する「トータルソリューションモデルを進化」させることを通じて、お客さまと社会から「ベストパートナー」に指名される金融機関を目指しています。
投資家事業
事業概要
脱炭素に向けた取り組みや地域経済の活性化、人生100年時代の到来など社会課題が多様化・複雑化する中、社会課題解決のための資金・資産・資本の好循環の創造やお客さまの経営課題に対するトータルソリューション提供がより一層重要となっています。投資家事業では、多様な投資家のお客さまに対して信託銀行グループとしてのコンサルティング力や豊富な投融資の知見、信託機能を活用した商品開発力を活かし、ご提案から商品開発・アフターフォローまでお客さまに寄り添うソリューションをご提供しています。
目指すべきビジネスモデル
投資家事業においては、ESG投資など社会課題解決に繋がる運用商品の開発や社会的価値の創出に注力することに加え、資産管理事業においては、IT・デジタル技術の活用による資産管理・データサービスの強化など資金等の好循環を創出する各種サービスの高度化に取り組みます。また、地産地消型のエネルギー循環など地域経済エコシステム構築への貢献やライフプランマネジメントを通じたFinancial Well-beingサポートなど、多様な投資家のお客さまの経営課題に寄り添いながら社会課題解決に貢献していきます。
運用ビジネス
事業概要
当グループの運用ビジネスは、三井住友トラスト・アセットマネジメントと日興アセットマネジメントを中心に、資産運用サービスをお客さまへご提供しています。グループ合計でアジア最大級となる資産運用残高を有し、グループの運用機能を最大限に生かして、お客さまに最適な資産運用ソリューションをご提供するとともに、投資先へのESGエンゲージメント等を通じて社会課題の解決に貢献しています。
目指すべきビジネスモデル
今後も長期的にグローバルな資産運用ビジネスの成長が見込まれる一方、地政学リスク、新型コロナウイルス感染症などのパンデミックリスクに加え、競争激化や規制強化による運用手数料低下圧力が一層強まっており、短中期的なビジネス環境は不透明さを増しています。こうした環境を機会と捉え、グローバルベースの先駆的なESG活動を含めた海外ビジネスの拡大に加え、海外の運用会社への提携戦略(出資などを含む)を通じ、グループとしてグローバル展開を加速します。
また、グループ内に特長が異なる運用会社を複数持つ強みを生かして、パッシブからアクティブ、オルタナティブまでフルラインをカバーし、国内外の機関投資家から個人投資家まで幅広いお客さまの多様化する投資ニーズにお応えしていきます。
不動産事業
事業概要
不動産事業では、複雑化・多様化が進む法人のお客さまの経営課題解決および個人のお客さまの資産形成・管理のために、最適な不動産ソリューションをワンストップでご提供しています。
目指すべきビジネスモデル
法人向け不動産仲介・コンサルティングは、国内外の金融機関・不動産会社等とのネットワークも生かして、不動産に関する多彩な機能をご提供し、企業価値向上と経営課題の解決を目指します。個人向け不動産仲介は、お客さまのライフステージに即した不動産情報のご提供を拡充し、お客さまの資産価値最大化を追求します。
本邦No.1の規模である不動産証券化信託や不動産投資法人関連業務は、不動産投資市場の拡大を支えるインフラとして、堅確な業務継続を実現し社会的使命を果たします。これらの業務を通じ、お客さまの不動産のベストパートナーを目指します。
マーケット事業
事業概要
マーケット事業では、金利・為替取引、投資助言などのマーケティング業務・マーケットメイク業務を担う「顧客サービス機能」、投資業務・財務マネージ業務を担う「市場機能」、「事務機能」を組み合わせ、高度な専門性と総合力を駆使し、タイムリーにサービスをご提供しています。
目指すべきビジネスモデル
先進国の金融政策、新興国の景気動向に加えて、世界的な政治情勢、地政学リスク、パンデミック発生など市場を取り巻く不確実性は高まっています。お客さまの保有資産やバランスシートにも市場リスクが存在しており、マーケットボラティリティ(市場変動)を適切にマネージするソリューションをご提供することでお客さまの資産価値を守っていきます。
マーケティング業務・マーケットメイク業務の知見に加えて、投資業務や財務マネージ業務における長年の経験に裏打ちされた市場リスクコントロールの技術も活用するなど、専門家集団によるボラティリティマネージのあらゆるノウハウを活用し、お客さまに最適なソリューションをご提供していきます。
プライベートバンキング横断領域
事業概要・目指すべきビジネスモデル
プライベートバンキング横断領域では、不動産・資産運用・事業承継など資産・負債に関するさまざまなニーズや課題を抱えられているお客さまへ、高度な専門性を有する経験豊富な専任スタッフが、ワンストップで各種ソリューションをご提供しています。
さらに、日本の資産家向けサービスとして、「トータル・ウェルス・マネジメント」をUBS グループと協働して提供しております。UBSグループは、スイスに本拠を置くグローバルな金融機関であり、また、約160年もの歴史を誇る世界屈指のウェルス・マネージャーです。両グループの歴史、経験、知見を活かしながら、当グループが有する専門性や幅広い商品・サービス群とUBSグループの強みを融合させた「トータル・ウェルス・マネジメント」をワンストップでご提供していきます。
資産形成層(職域)横断領域
事業概要・目指すべきビジネスモデル
資産形成層(職域)横断領域では、取引先企業および社員の皆さまに対し、長年にわたり各社の人事制度を踏まえた資産形成商品のご提供を行っております。人生100年時代を迎え、定年延長や働き方の多様化、退職タイミングの流動化などに応じて、お客さまの資産形成ニーズもますます多様化・高度化しております。
こうした変化に対し、一人一人のライフステージごとの資産形成ニーズに応じた商品・サービスの最適化を進めるとともに、それぞれの企業の人事制度を踏まえた福利厚生に関するコンサルティングや、当該企業の社員の皆さまの資産形成に資する商品・サービスをご提供いたします。また、各種ライフプランセミナーの開催や資産形成・活用に関する情報発信活動を通じて、資産形成をサポートいたします。