2022年12月

ポジティブ・インパクト評価(要約)

日立建機グループは、「豊かな大地、豊かな街を未来へ・・・快適な生活空間づくりに貢献する」ことを企業ビジョンとし、この使命を実現するために、グループ共通の価値基準であり行動規範である「Kenkijinスピリット(Challenge、Customer、Communication)」を原動力に、日本を代表する建機メーカーとして幅広い商品・サービス・ソリューションをグローバルに展開し、持続可能な社会の発展に貢献している(図表①)。

同社グループは、社長直轄の組織として発足した「サステナビリティ推進本部」を中心とした体制を構築することにより、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みを統合的に管理・推進し、適切な情報開示を行っている。社長が議長を務め年2回開催されるサステナビリティ推進委員会は、執行役でメンバーが構成されており、気候変動への対応等を含めた経営判断に関わるESG関連課題の審議・承認を行っている。さらに、これらESGの重要事項は、執行役会及び取締役会にて審議・承認し、適切に監視・監督を行っている(図表②)。

同社は、マテリアリティ(重要社会課題)を特定し、定期的に見直しを行っている。2021年度には、社内外のステークホルダーの意見を取り入れながら議論を重ね、4つのマテリアリティを特定するとともに、各マテリアリティごとに重点施策・KPIを設定し、サステナビリティ管理体制のもとで進捗管理を行っている(図表③)。

本評価においては、同社グループの事業活動全体に対する包括的分析が行われ、「カーボンニュートラルへの貢献」・「環境負荷の最小化・循環型社会の実現」・「現場の安全性・生産性向上への貢献」・「グローバル人財マネジメントの推進」の4項目のインパクトを特定し、それぞれのインパクトについて目標と指標(KPI)を設定した(図表④)。

図表①:企業ビジョン及び行動規範

図表②:サステナビリティ推進体制

図表③:マテリアリティと重点施策

図表④:ポジティブ・インパクト・ファイナンスで設定した目標と指標(KPI)

テーマ 内容 目標と指標(KPI) SDGs
カーボンニュートラルへの貢献
  • 生産工程におけるCO2削減
  • 製品開発におけるCO2削減
目標
  • 生産によるCO2排出量(スコープ1+2)を2030年までに2010年度比45%削減する
  • 製品からのCO2排出量(スコープ3/カテゴリー11)を2030年までに2010年度比33%削減する
  • バリューチェーン全体で2050年までにカーボンニュートラルを実現する
  • 「SBT1.5℃」水準の認定を2023年度までに取得(スコープ1+2及びスコープ3の削減目標それぞれについて)
指標(KPI)
  • 連結ベースでのCO2排出量(スコープ1・2)
  • 製品からのCO2排出量(スコープ3/カテゴリー11)及びバリューチェーン全体のCO2排出量(スコープ3全体)
  • 「SBT1.5℃」水準の認定の取得状況(スコープ1+2及びスコープ)
13 気候変動に具体的な対策を
環境負荷の最小化、循環型社会の実現 部品再生、中古車、レンタルサービス等の事業で構成される「バリューチェーン事業」を通じて、サーキュラーエコノミーに貢献
目標
  • 国内における再資源化率を99.5%以上に維持する
  • 廃棄物削減量を2022年度に9,500t以上とする
指標(KPI)
  • 連結対象の国内拠点における再資源化率(産業廃棄物排出量に占める再資源化量の割合)
  • 連結ベースでの廃棄物削減量(再生事業において再利用できた部品の重量)
12 つくる責任、つかう責任
現場の安全性・生産性向上への貢献 建設機械の高度化により、世界中のインフラ整備に、安全性・生産性・ライフサイクルコスト低減を提供
目標
  • 転倒・接触死亡事故「ゼロ」への貢献
  • 生産性向上に寄与する製品・システムの開発・拡充
  • 機械状態管理システム(ConSite)の普及率を2022年度までに90%以上とする
指標(KPI)
  • 連結ベースでの事故低減のための取り組み状況
  • 連結ベースでの生産性向上に寄与する製品・システムの開発・拡充に向けた取り組み状況
  • 連結ベースでの販売・レンタルした機械における機械状態管理システム(ConSite)の普及率
8 働きがいも経済成長も
グローバル人財マネジメントの推進 多様な人財が活躍できる職場づくりとグローバルでの人財育成推進
目標
  • 管理職比率について2030年度までに男女同率化する
  • 海外グループ会社の部長職のローカル比率を2030年度までに87%以上とする
指標(KPI)
  • 連結ベースでの女性管理職比率
  • 連結対象の海外グループ会社の部長職のローカル比率
5 ジェンダー平等を実現しよう
10 人や国の不平等をなくそう

上記KPIのモニタリング状況

目標と指標(KPI) 2022年度実績 2023年度実績 2024年度実績
1 カーボンニュートラルへの貢献
目標
  • 1

    生産によるCO2排出量(スコープ1+2)を2030年までに2010年度比45%削減する

  • 2

    製品からのCO2排出量(スコープ3/カテゴリー11)を2030年までに2010年度比33%削減する
    バリューチェーン全体で2050年までにカーボンニュートラルを実現する

指標(KPI)
  • 1

    連結ベースでのCO2排出量(スコープ1・2)

  • 2

    製品からのCO2排出量(スコープ3/カテゴリー11)及びバリューチェーン全体のCO2排出量(スコープ3全体)

  • 1

    生産によるCO2排出量▲33%

  • 2

    製品からのCO2排出量▲21.9%
    バリューチェーン全体のCO2排出量15,176千t

目標
  • 「SBT1.5℃」水準の認定を2023年度までに取得(スコープ1+2及びスコープ3の削減目標それぞれについて)
指標(KPI)
  • 「SBT1.5℃」水準の認定の取得状況
  • SBT1.5℃水準認定未取得
2 環境負荷の最小化・循環型社会の実現
目標
  • 国内における再資源化率を99.5%以上に維持する
指標(KPI)
  • 連結対象の国内拠点における再資源化率(産業廃棄物排出量に占める再資源化量の割合)
  • 93.7%
目標
  • 廃棄物削減量を2022年度に9,500t以上とする
指標(KPI)
  • 連結ベースでの廃棄物削減量(再生事業において再利用できた部品の重量)
  • 8,787t
3 現場の安全性・生産性向上への貢献
目標
  • 1

    転倒・接触死亡事故「ゼロ」への貢献

  • 2

    生産性向上に寄与する製品・システムの開発・拡充

  • 3

    機械状態管理システム(ConSite)の普及率を2022年度までに90%以上とする

指標(KPI)
  • 1

    連結ベースでの事故低減のための取り組み状況

  • 2

    連結ベースでの生産性向上に寄与する製品・システムの開発・拡充に向けた取り組み状況

  • 3

    連結ベースでの販売・レンタルした機械における機械状態管理システム(ConSite)の普及率

  • 1

    衝突被害軽減アシスト装置を発売(小型道路機械)

  • 2

    2023年度末までにカンサンシ銅・金鉱山(ザンビア)でエンジンレス・フル電動ダンプトラックの実証試験開始に向け開発推進

  • 3

    73%

4 グローバル人財マネジメントの推進
目標
  • 1

    管理職比率について2030年度までに男女同率化する

  • 2

    海外グループ会社の部長職のローカル比率を2030年度までに87%以上とする

指標(KPI)
  • 1

    連結ベースでの女性管理職比率

  • 2

    連結対象の海外グループ会社の部長職のローカル比率

  • 1

    女性11.2%、男性16.0%

  • 2

    72%

プレスリリース

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