老年学は英語ではジェロントロジーと呼ばれ、加齢に伴って生じるさまざまな課題を扱い、生涯をより良く生きるための方法を追究していくことを目的とした学際的な視点が特徴の学問です。三井住友信託銀行では、お客さまとともに老年学を学び、高齢者が自分の人生を最後まで自分で決め、老いてこそますます社会にとって必要な存在としてあり続けるプロダクティブ・エイジングの実現を目指します。なお、三井住友信託銀行では、2014年より全営業店部長への「老年学(ジェロントロジー)検定」資格取得を義務付けており、高齢のお客さまに向けたサービスやコンサルティングに生かしています。2020年2月受験時からは、受験対象者を拡大し、個人事業における本部・営業店の課長・チーム長以上の役付者は合格必須とし、部下の指導育成へも活用していく予定です。

また、一般社団法人日本意思決定支援推進機構と一般社団法人金融事情研究会共催の、2021年1月に創設される「銀行ジェロントロジスト」認定試験への作問をはじめとしたサポートも行っています。

ILC-Japanとの連携

三井住友トラスト・ホールディングスは、老年学の国際連携組織である国際長寿センターの日本組織ILC-Japanに加盟し、2017年度より同団体主催の「長寿社会ライフスタイル研究会」の座長に就任しています。2019年度は、高齢化が進んだ地域において、企業がどのような役割を果たすべきか外部有識者などを招きながら議論しました。

シルバーカレッジの開催

三井住友信託銀行は、2012年より、シニア世代とそれを支える世代のお客さまを対象に、全国の支店で老年学の知識を分かりやすく学んでいただく「シルバーカレッジ」を開催しています。テーマはお金のこと、健康のこと、認知症のこと、住まいのことなど多岐にわたっており、一流の講師陣からの講義は毎回好評をいただいています。

「人生100年安心プラザ」の開設

三井住友信託銀行の保険販売子会社である三井住友トラスト・ライフパートナーズは、2019年9月に「人生100年安心プラザ 新宿営業所」を開設しました。同社は、三井住友信託銀行が有する“信託銀行ならではの多様な商品・サービスやコンサルティング力”と同社が有する“保険コンサルティングノウハウ”を融合した、現役世代のお客さまを中心とする「新たな対面型コンサルティングチャネル」を展開していく予定です。当グループは、このコンサルティングチャネルを通じ、税制・社会保障制度・年金制度を考慮しながら総合提案を行う「信託銀行ならではの保険ビジネスモデル」を推進し、お客さまの長い人生における「ベストパートナー」として選ばれる金融機関を目指していきます。

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超高齢社会

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